昭和の家をリフォーム-京壁の塗り替え

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昭和40年代に建てられた「昭和レトロ」の家をリフォームしました。和室と廊下の壁の塗り替えです。京壁と呼ばれる左官塗り仕上げになっており、経年劣化により壁材がポロポロと落ちる状況でした。

本来は既存の壁材を剥がし落とし、壁下地の状況を確認した上で新たな壁材を塗るのですが、コストを抑えるため、既存壁材の上から新しい壁材を上塗りしました。その様子をレポートします。

京壁を塗り替える

和室・廊下-壁

施工前状況と改修方法

  • 震災により左官塗り壁(京壁)が一部崩れ・剥落・割れがある。

→ 崩れるところは崩し、壁材で埋める。紙テープにより補強。

  • 柱・梁など木材の収縮により塗り壁との間に隙間がある

→ コーク材により隙間埋め。

  • 経年による汚れ・変色があり、暗く感じる。壁材の粒子がボロボロと落ちる。

→ 新しい左官材料にて上塗り。

  • 天井は板張りのため問題なく、清掃の範囲とした。

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使用壁材

選んだ基準は、

  • 自然素材であること。→ 漆喰系に決める。
  • ローラー・刷毛塗りができること。

という理由で、田中石灰工業の「タナクリーム#200プラス」(生石灰クリームという漆喰に準じた素材)にしました。 併せて、素材が純白のため色粉(顔料)を加えることにしました。 これも天然のもので、イタリア・シエナ産の黄土を原料にした顔料です。

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素材のタナクリーム(生石灰クリーム)は非常になめらかです。 顔料はとても粒子が細かく、水を加えるとかなり粘りも出ました。 ダマにもなりやすく、漆喰基材とよく攪拌しないと色むらの原因になります。

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施工手順と施工状況

コストを抑えるため、既存壁材をはがさず新しい壁材を上塗りしました。

本来は古い壁塗り材をはがし、まっさらな状態で新しい壁材を塗るのが基本です。

中塗り(下地調整)やシーラー(接着目的)も使用した方が確実です。


  1. まずはマスキングテープで柱や廻り縁との取り合いを養生します。木材に漆喰によるアクが染みないように、やっておいたほうが無難です。時間はかかりますが、コレが肝になります。
  2. 床も養生した上で、既存壁の崩れるところは崩してしまいます。大事に残しておいても後から悪影響が出るからです。
  3. 次に大きな傷や割れ・はがれ・隙間の部分を埋めてしまいます。ひびが入っているところには、補強テープも使用します。
  4. 本番の壁塗り作業です。慣れればコテで塗るのが一番早いです。使える場合はローラーも早いですが、細部には向いていません。刷毛塗りは地道な作業になり、かなり時間がかかります。
  5. 塗り終わったら、マスキングテープは早めに取り除いた方が良いでしょう。漆喰が固まると取り難くなります。

従来、漆喰仕上げはツヤが出るほどコテで押さえ、平滑に仕上げましたが、最近は薄く着色したりコテ斑を付けることが多くなっています。

海外の塗り壁はかなりラフな仕上げが多いのが特徴で、それが味にもなっています。今回もラフな感じで塗り広げました。塗り厚を多くすることで模様をはっきりすることもできます。

色ムラは出やすいと聞いていました。塗った直後は目立ちましたが、乾くと共に少なくなっていきました。

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改修結果

寝室、又は客間として使用するので、奇抜なことはせずベーシックなスタイルでリノベーションしました。 唯一、漆喰に色ムラがあっても良いとしたことと、軽くラフなコテ模様を付けることで暖かみを演出しました。 改修前と比べてかなり明るい印象になりました。

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漆喰のテクスチュア(質感)

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