介護を見据えた小さな平屋

小屋

平屋の住まい

お手伝いをした平屋の小さな離れご紹介します。

今は離れて暮らすおじいちゃんとおばあちゃんを迎えるための建物だそうです。通常の生活は主にこの建物でしますが、すぐ脇に母屋があるので何かあったときでも安心です。

平屋

平屋の特徴として、

  • 上下移動が少ないので楽。
  • メンテナンスがしやすい。

ので、お年寄りに優しい建物であるというメリットがある一方、

  • ある程度の土地が必要。
  • 施工単価が高くなる。

ということも頭に入れておかなくてはなりません。

既に介護社会が始まっています。今後、ますますこういう事例が増えていくでしょう。

健康的な暮らしのための工夫

基本的にバリアフリーで広いワンルーム、全て引き戸です。

キッチンも今後のことを考え、車椅子でも作業がしやすいタイプです。きっとうれしいでしょうね。

平屋ですが天井は高く勾配にし、天窓が付いています。仕上げは床がパイン材の無垢板、壁は腰に同じくパイン無垢板、それより上部は珪藻土を塗ってあります。天井はヒノキの無節無垢板と健康的かつ高級でした。

天窓
健康住宅

 

床が無垢材のため、塗料は蜜蝋ワックスを使いました。これも自然な素材でしっとりとしたツヤがあります。やや滑りやすいのが難点ですが、当分の間は保護艶出しの効果が続きます。

蜜ロウ

木の板は日に焼け経年変化に伴い、どんどん味わいを増していくことでしょう。

母屋とを結ぶウッドデッキ

また、この建物と母屋はデッキを介してつながっています。

建物、デッキ共に変形していますが、板の張り方向と高さを揃えたのでスッキリと見えます。

ウッドデッキ

私も多少なりともお手伝いできたことを嬉しく思っています。

福祉住環境コーディネーターが介護リフォームを監修

介護と住宅の橋渡しをする福祉住環境コーディネーターが介護住宅を監修します。

自宅で介護をされたい方、自宅で介護をされているが使いにくさを感じている方は、どうぞご相談ください。

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