木製店舗看板の製作

看板板

お蕎麦屋さんの木の看板を作りました。木の板は色・模様が一様でなく、看板にすると趣のあるものに仕上がります。

看板に向いている木は?

看板にする板は何の木が良いか、絶対的な答えはありません。

強いて言えば屋外に設置することを考えると、向いていないのは軟らかい木・狂いやすい木・水に弱い木と言ったところでしょうか。

候補になる樹種は数多くあるので、その目的に合った板の大きさ・厚さのほか、形・木目・色などの雰囲気も大きな選択基準です。

人のつながりと同じように「木との出会い」を要因にすることは、あながち間違いではありません。

今回もしっくりした感じが決め手になりました。

選んだ看板板材

地元で育ったヌルデという木で、漆の仲間です。色がおとなしく、くせの無さそうな板でした。

一般的に多く出回っている木材ではありませんが、調べてみると木彫り(仏像)や木札に使われる木だと分かりました。

そういう意味でも和のお店に合うと、選ぶことにしました。初めはこんな様子でした。

ヌルデ

看板板の加工

自然な感じを活かすために木の皮の部分(耳)をそのまま使いました。真四角に切断してしまってはせっかくの雰囲気が無くなり、つまらなくなってしまったことでしょう。

また、より味わいを出すために板の曲がりを活かし、扇形に加工しました。

扇形加工

看板はお店の顔であるので、慎重に扱います。

若干の割れもあったので割れ止め加工もしました。表面を補修し、紙やすりをかけます。

塗装前の板

看板板の塗装

板の下地が仕上がったら屋外用のニスを塗装します。1回塗りで見た目は随分変わります。

板塗装中
木の板塗装

しかし、まだ塗膜が薄く数回塗り重ねていきます。2回目の塗装以降はそれほど見た目が変わりません。そして塗装完了です。

木の板重ね塗り
木の板塗装完了

ステッカーの貼付け

手書きのイラストを屋外用のステッカーにしました。気泡が入らないよう慎重に貼り付けて完成です。(デザインは支給です)

看板完成

店舗に木の看板を設置

高さと傾きのバランスを見て、お店に木の看板を設置しました。良い感じです。

店舗看板
木の板看板

石岡市八郷地区フラワパークの近くです。どうぞお立ち寄り下さい。

木の店舗看板製作事例

以前作ったパン屋さんの木の看板です。簡易的に自然な感じで、手書きでということで作ったものです。

手書き看板
パン屋看板

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