住文化-欧米との違い
日本では昭和の時代、住宅の大量生産が進み、その影響による「スクラップアンドビルド」と「新築至上主義」が長らく続いてきました。
そして、建てた住宅には一生住むものという考え方が一般的です。
一方、欧米諸国では古い家に手入れをしながら住み、それによって価値が向上していくという文化が根付いてきました。
これは、家をより高く売却し、より良い住まいに住み替えるという選択肢があるからこその結果でしょう。
それによって美しい町が残されてきました。
家のメンテナンスの違い
家は長く住むものですから手入れは必ず必要になってきます。その方法にも違いがあります。
アメリカの場合
自分の家のメンテナンスは自分で行うケースが一般的です。
DIY関連書籍の出版、大型ホームセンターによる建材や工具の流通も充実し、環境が整っています。
2×4工法は素人でも家が建てられることを念頭に考えられた工法です。屋根材なども素人が施工できる材料です。
家づくりがより身近で、一般の人のものになっています。
日本の場合
ホームセンターが主導で建材やツールが手に入れやすくなりましたが、まだまだ家づくりは素人には手を出しにくく、玄人・プロに頼る部分がほとんどです。
リフォームの考え方
2015年にリクルートが発表したリフォーム実態調査によると、次のような傾向があります。
リフォームのきっかけ
- 住宅設備が古くなった・壊れた。(39.7%)
- 家が古くなった・老朽化した。(38.5%)
- 設備の使い勝手に不満がある。(25.7%)
つまり、必要に迫られリフォームしたということです。後手に回っている感が否めません。
経済状況が反映された結果とも言えます。
アメリカの場合は…
アメリカの統計によると、
- 転売時の価格を向上させるため。
- 住宅の機能向上。
- ライフスタイルの改善。
という、やや前向きな傾向が見られます。
日本でも断熱リフォームなどの機能改善、介護リフォームや減築などのライフスタイルの改善のための方法が普及しています。(減築とは、家族の人数の減少により現住宅の広さが逆に不便・不要になったため、家を小さく改築すること。増築の反対。)
「転売時の価格を向上させる」ということは、魅力を向上させることにほかなりません。
見習うべきリフォームの姿かもしれません。家族にとっても良い結果につながるでしょう。
セルフリフォームのススメ
誰しもなるべくお金をあまりかけたくないものです。
自分たちでできることを自分たちでする「セルフリフォーム」をすれば、節約につながります。一人でやるには荷が重いという方のために、サポートサービスを提供しております。
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サービス提供:ホーム・エージェント
代表/住宅診断士: 串田
茨城県石岡市柿岡1975-2
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