真夏の屋外温度の測定

真夏の屋外の温熱環境を測定しました

※ 最も暑い時期・時間帯のデータです。左が実写、右がサーモ写真です。

蒸し暑い日本の夏をやり過ごすための先人の知恵です。測定データから効果を確認できます。

温度差がはっきり見て取れます。（サーモ写真で色が白いほど温度が高く、影の部分は赤、黄色と温度がやや低めになっています。

大きく張り出した軒が陽射しを遮り、日陰を作り出しています。そのおかげで壁の温度上昇を抑えています。

いくら断熱をするより、外壁面を暖めない方が効果があります。

昔ながらの古民家です。軒が張り出しており、日陰を作っています。温度の違いが確認できます。

断熱も大事ですが、日影をつくることはもっと効果的です。

最近の住宅は軒の出が少ない家が増えていますが、見た目のデザインより住み心地を優先した方が良いでしょう。

夏は気温が午前中からどんどん上昇します。それに加えて当たる午後の西日は厳しいものです。樹木などの遮蔽物があれば温度上昇に対して効果的です。

写真では日差しが当たっている面（西面）と当たっていない面の温度の違いが確認できます。

窓を小さくするなどの方法がありますが、断熱対策をするのはもちろんのことです。

断熱対策をする前には、住まいの温熱環境を診断することをおススメしています。